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「新たなウィキリークス」としてのデータリークサイトDDoSecrets

newrepublic.com

DDoSecrets の略称で知られる Distributed Denial of Secrets 自体について取り上げる記事は初めて読んだかも。

記事タイトルが「新たなウィキリークス」で、サブタイトルが「透明性の共同体 DDoSecrets はいかにしてジュリアン・アサンジを凌駕したか」なのに明らかだが、DDoSecrets は WikiLeaks の後継と見られているわけですね。

実際 DDoSecrets は、Wikileaksジュリアン・アサンジのエゴ(と彼のトラブル)のために残念な感じになり、データ公開を実質止めた2018年12月に、それと入れ替わるように立ち上がり、以降透明性の追求を担ってきた。

japan.zdnet.com

ワタシが DDoSecrets の名前を意識したのは、アメリカの警察や法執行機関の270GBもの機密文書が大量に漏洩した BlueLeaks 事件が最初だったと思う。

gigazine.net

今年に入り、1月にアメリ連邦議会議事堂の占拠事件の後、極右に人気の Gab の漏洩データを公開して注目を集めた。

wired.jp

そして今年夏のアメリカのインフラ企業に大きな被害をもたらしたランサムウェア攻撃に関しても、「公衆の精査を受けるに値すると考えられるデータを暴露するというミッションの一環として」「潜在的にセンシティヴな可能性のあるソフトウェアデータとコードについては、慎重に編集を加え」た上で流出データを公開している。

BLM 運動や議会議事堂襲撃事件へのシンクロなど、リークするデータもタイムリーだが、Wikileaks がダメになっても、その意志を継ぐ動きが出てくるところが面白い。

If the work of DDoSecrets has the whiff of the illicit, it’s because official secrecy, mass surveillance, threats of prosecution, and big tech’s cooperation with censorious authorities have impeded the ability of journalists and publishers of leaked data alike to operate.

DDoSecrets Is the New WikiLeaks | The New Republic

DDoSecrets の活動に不正の匂いがするなら、それは公務上の機密、大量監視、訴追の脅威、そして検閲当局に協力するビッグテックが、ジャーナリストや漏洩データの発信者の力を妨げているからだ、ということか。

この記事の最後にあるように、「世界はもはや、ハクティビストやリークティビスト(leaktivists)を排除できない。人々がそれを望む限りは」ということであり、DDoSecrets もいずれは Wikileaks みたいに失速する可能性も高いのだけど、それに代わる存在はこれからも生まれるということだろう。

ネタ元は Slashdot

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