今から13年前に公開したエントリだが、見直すと頭を抱えてしまうところがある。今選定をするなら、どう考えても10枚以上は入れ替えになるに違いないからだ。
なんでそれを今更持ち出すのかというと、少し前に課金するストリーミング音楽配信サービスを Apple Music から Spotify に変更したのだが、その際に自分の好みの音楽を配信サービスに分かってもらうのにどうしたらよいかと思ったところで、このエントリを見直す機会があったからだ。
そして、これ以降の21世紀に入ってからのアルバムから選んだらどうなるだろう? と考えたのわけだ。前回は1951~2000年の20世紀後半の50年間で100枚選んだので、2001~2020年までの20年間なら40枚ということになろうか。それを言うなら、もう5年以上待って25年間で50枚選んだほうがよりキリが良いように思える。しかし、アルバム原理主義者のワタシですら、プレイリスト単位で曲を聴く機会が明らかに増えており、悠長に待っていたらアルバム単位のリストが作れなくなるのではないかという危惧がある。
選定基準はワタシが愛する洋楽のアルバムというだけである。とはいえ、前回のリスト作成時は、どうしても「名盤リスト」を作るという意識がなかったとは言えない。今回は、とにかく自分が聴いた記憶を優先したので、一般的にははっきり評価が低かったものや、他で絶対誰もこの手のリストに入れないような作品も入っている。
以下、発表順。
正直に書くと、100選で漏れてしまったのでこちらで入れた人のアルバムは確かにある。いつの日かそうしたしがらみをすべて取っ払ったリストを作るべきなのかもしれないが、それができる日まで自分がブログやってるとは思えない。
あと発表年が偏らないようにしたところはある。ニック・ケイヴは本当は『Skeleton Tree』にするつもりだったが、なぜか2016年のアルバムが異様に多かったため、(ミック・ハーヴェイに対する敬意もこめて)変えさせてもらった。
これも後になって、なんでこれを入れた/入れなかったと後悔するに決まっているが、現時点で愛聴した記憶を優先した。