Wikipedia 英語版にはよくこんな情報をまとめているなと思うものがあったりするのだが、そうしたものをまた一つ知ってしまった。
私、英語圏のカルチャー系メディアで初めてみるやつに出会したらこれで確認してます…Wikipedia英語版の、どのソースがどれくらい信頼できそうかをノートでのディスカッションに沿ってまとめたリスト。ブライトバートはもちろんブラックリストに入ってます。https://t.co/ZjSQn8i7VL
— saebou (@Cristoforou) October 16, 2022
Wikipedia:Reliable sources/Perennial sources だが、北村紗衣さんも書かれている通り、ノートでのディスカッションに沿ってまとめたリストなんですね。いわゆる一般的なニュースソースだけでなく、テック系、エンタメ系など網羅されていて壮観である。
基本的に歴史のあるニュースソースは信頼できることが多いが、いくら歴史はあってもデイリーメールや Sun はダメとか、まぁ、そうでしょうねという感じ。いわゆる CGM の点は総じて辛いが、これは百科事典の情報源としては構造上仕方ないよね。
よく見ると細かい分類がなされていて、Guardian 本体は信頼できるけど、Guardian のブログはそうじゃないよとか、ハフポストは政治以外では信頼できるけど、政治に関しては留保がいるし、寄稿ものはダメよとか区分があるものもある。
ワタシもデマサイトにひっかかったことがあるし、英語圏以外のニュースサイトは知らないことが多いので、例えばウクライナ方面の話題とか Twitter で取り上げる際にはこのページで参照したほうがいいのだろうな。
そういえば日本ファクトチェックセンターとやらが開設早々いろいろツッコミを受けているが、オカルト検証番組化するくらいなら、この「信頼できる/信頼できない情報源一覧情報」の日本語版のほうが意味があるのではないか。でも、それを作ろうとすると、それはそれでまた血を見ることになるかもしれないが。