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グレン・ワイルの来日トークイベントが来年年明けに開催される

lu.ma

以前、「オードリー・タンとグレン・ワイルが『Plurality: 協働可能な多様性と民主主義のためのテクノロジー』という本を共著している」というエントリを書いているが、id:tkgshn さんにグレン・ワイル(グレン・ウェイル)の来日トークイベントが開催される情報を教えていただいた。

ウェイル氏は、プリンストン大学で経済学の博士号を取得し、ハーバード大学フェローシップを経て、シカゴ大学助教授として研究と教育に従事しました。その後、マイクロソフトリサーチに参加し、現在はPlural Technology Collaboratoryの研究リードとして活動しています。彼は2018年の著書で、「Quadratic Voting」と「Quadratic Funding」などの革新的な概念を紹介しました。

​最近では、イーサリアムの共同創設者であるヴィタリック・ブテリン氏や台湾のデジタル担当政務委員オードリー・タン氏とともに、「Plurality」というグローバルな社会運動を推進しています。この運動は、技術の未来を多様性、協力、民主主義を支える方向に導くことを目指しています。

【緊急】グレン・ウェイル来日トークイベント hosted by Plurality Tokyo · Luma

そういえば Plurality はどうなったんだろうと GitHub を見たら、当然ながら3月に見たときよりもずっと執筆が進んでいた。

恥ずかしながら Plurality にヴィタリック・ブテリンが関わっているのも把握していなかったのだが、彼の『イーサリアム 若き天才が示す暗号資産の真実と未来』における見識を知ると、確かに不思議ではない。

そうそう、「「テクノ楽観主義者宣言」にみる先鋭化するテック大富豪のイキり、そしてテック業界の潮目の変化」で取り上げたマーク・アンドリーセンの「テクノ楽観主義者宣言」、そして効果的加速主義(e/acc)の話を受けて、ヴィタリック・ブテリンが d/ecc を提唱していたが、これについても tkgshn さんの Scrapbox が参考になる。

そこで紹介されている『技術革新と不平等の1000年史』という新刊がすごく面白そうだ。

おっと、話が逸れてしまった。残念ながらワタシはグレン・ワイルのトークイベントには参加できないが、どなたかグレン・ワイルに多元主義の哲学からの e/acc 並びに d/acc の評価をどなたか聞いてくれると面白いと思った(が、さすがにその余裕はないかな)。

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