コラム・ライブラリにジャーナリズム最高のハッカーを追加。Kevin Bedell の文章の日本語訳です。
Kevin Bedell は Linux World Magazine の編集長で、彼の文章の翻訳は「オープンソースとクローズドな規格の問題」に続いて二度目。ただし今回は技術系の文章ではないのでコラム・ライブラリに入れさせてもらった。
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コラム・ライブラリにジャーナリズム最高のハッカーを追加。Kevin Bedell の文章の日本語訳です。
Kevin Bedell は Linux World Magazine の編集長で、彼の文章の翻訳は「オープンソースとクローズドな規格の問題」に続いて二度目。ただし今回は技術系の文章ではないのでコラム・ライブラリに入れさせてもらった。
本来ならジャーナリズム最高のハッカーは先週水曜の段階で公開できてないとおかしいのだが、それをしなかったのは、本文中の Fear and Loathing in Las Vegas からの引用が気になったからである。
これは先日レビューを書いたテリー・ギリアムによる映画版のラストでラウル・デューク(=トンプソン)が飛行機に乗るドクター・ゴンゾー(=弁護士)を見ながらのモノローグに出てくる台詞である(というかそれを確認するために再見した)。で、原作の邦訳である『ラスベガス★71』でそれにあたる文章を探していたのだが、どうにも見つけることができなかった。
これは映画版にしかない、つまりその脚本を書いたギリアムらによる言葉なのだろうか。別にそれはそれでいいのだけど、この台詞はやたらとかっこよいため、「ジャーナリズム最高のハッカー」に限らずいろんなところでトンプソンを象徴する言葉として引き合いに出されている。
それがデュークによる弁護士に対する言葉であるというのはいいとしても(つまり二人とも同類と考えれば)、そもそもトンプソンの言葉でないとしたら、それはちょっとカッコ悪いかなと思う。
この件については『ラスベガス★71』の訳者に問い合わせているので、もしかすると答えがもらえるかもしれない。多分ワタシの調べが足らないのが真相だと思うのだが……
個々の記事を読むには登録が必要かもしれない。
谷島宣之氏の新連載で期待も大きいのだが、現在公開されている文章は、いずれも、えっこれで終わりなの? という感じで全然食い足りない。この人ならもっと突っ込んで書けると思うのだけど。
みんながコレで燃えた!NEC8ビットパソコン PC-8001・PC-6001 CD-ROM1枚(Windows 2000、XP対応)
先週、この本がリンクされているのをいくつか見かけ、確かにワタシにしても PC-6001mkIISR ユーザだったわけで大変思い入れのある話だが、今更そのゲームができると言われてもねぇ……という感じだったのだが、収録ゲーム一覧を見て目の色が変わった。
コロニーオデッセイが入っている!
ご存知ない方のために解説しておくと、これは PC-6601 シリーズを買うとおまけとしてついてきたゲームなのだが、ディスク版のみで、結局テープ版は発売されなかった(と思う。だから 6001mkIISR では遊べなかった)。
一気に血が沸騰するのを感じたが、でも冷静になってみると、昔のアドベンチャーゲームがどこまで楽しめるかというのはあるな。小松左京監修とはいえ。
先日少し触れた安吾の件の続き。今年は没後五十年なのだが、来年は生誕百周年であるのを27日の日経新聞を読んで知った。
となると来年元旦の安吾作品の青空文庫入りは、それを祝う素晴らしいイベントになるはずである。もちろん以前よりワタシも著作権保護期間の70年延長に反対だったが、その想いを強くしたのであった。
坂口安吾も、没後しばらくは全般的に過小評価されていた。奥野健男の『坂口安吾』に以下のような話がある。
檀一雄と共に安吾全集の刊行を頼むため、いくつかの大出版社を訪ね歩き、編集者からは賛同を得ながら結局は「編集会議の結果残念ですが」とどこの出版社からも断わられた。中小出版社であるが冬樹社での刊行が決まったとき、外に出て檀一雄と思わず万歳を叫んだものだ。(363ページ)
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