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Too weird to live, and too rare to die.

本来ならジャーナリズム最高のハッカーは先週水曜の段階で公開できてないとおかしいのだが、それをしなかったのは、本文中の Fear and Loathing in Las Vegas からの引用が気になったからである。

これは先日レビューを書いたテリー・ギリアムによる映画版のラストでラウル・デューク(=トンプソン)が飛行機に乗るドクター・ゴンゾー(=弁護士)を見ながらのモノローグに出てくる台詞である(というかそれを確認するために再見した)。で、原作の邦訳である『ラスベガス★71』でそれにあたる文章を探していたのだが、どうにも見つけることができなかった。

これは映画版にしかない、つまりその脚本を書いたギリアムらによる言葉なのだろうか。別にそれはそれでいいのだけど、この台詞はやたらとかっこよいため、「ジャーナリズム最高のハッカー」に限らずいろんなところでトンプソンを象徴する言葉として引き合いに出されている。

それがデュークによる弁護士に対する言葉であるというのはいいとしても(つまり二人とも同類と考えれば)、そもそもトンプソンの言葉でないとしたら、それはちょっとカッコ悪いかなと思う。

この件については『ラスベガス★71』の訳者に問い合わせているので、もしかすると答えがもらえるかもしれない。多分ワタシの調べが足らないのが真相だと思うのだが……

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