当ブログは YAMDAS Project の更新履歴ページです。2019年よりはてなブログに移転しました。

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Jimmy Eat World, Clarity

Clarity

Clarity

週末てんてこまいだったので、本体の更新はなし。Amazon980円劇場でお茶を濁す

以前モーリさんが興奮しているのを見てこのコーナーで取り上げようと思ったが、しばらくして見ると値段が980円でなくなっておりがっくりきたのだが、昨日見るとまた980円になっていた。Amazon は油断ならない。

さて、実はワタシはこのあたりのバンドをリアルタイムでまったく聞かずにまるごとスルーしてしまっていた。なぜかというと、「エモ」というのが何を指すのか分からず、勝手に毛嫌いしていたのだ。愚かしい話である。

ヘンな表現だが、本作などの音こそ現在のロック本流の音なのじゃないかな。とにかく力強くて、良い楽曲いっぱいのアルバムであり、ジャンル分けに関係なく980円なら買っておいて得することはあれ、損することは絶対ないこと請け合いである。

O'Reilly Radar - ティム・オライリー - はてな川崎裕一さん

オライリーが追っかけるものを追っかけるブログである O'Reilly Radar が始まっている。タグシステムを組み込んでいるところがポイントだろうか。

早速いろんな方が取り上げているが、川崎裕一さんの文章に反応。

ティム・オライリーの文章は非常に示唆に富むものの、時折長文がどーんとアップされることが多かったため、ブログとして継続的に短いエッセンスを知ることができるのは非常に面白そうです。

ティム・オライリーはこれまでも O'Reilly Developer Weblogs にときどき短文を寄稿しており、ワタシもいくつか翻訳させてもらっております。

しかし、これを書くためにリストアップして気付いたのだが、最後に彼の文章を訳したのは一年以上前なんだね。いかんねぇ。O'Reilly Radar もクリエイティブ・コモンズライセンス指定されているので、時間が取れたら何か訳すかも。

そういえばティム・オライリーの本『Tim O'Reilly IN A NUTSHELL』がもらえるキャンペーンがあるみたいなので、彼に興味のある人はオライリーの本を買ってみてはいかがだろう。

あと余談だが、川崎裕一さんのことは(Jnutella.org などの活動で)大分前から存じ上げている感じがして、てっきり自分よりも年上の人だろうと思いこんでおり、実は全然年下であることを知ったときはショックを受けたものである。

Linux - モンティ・パイソン - Wiki

BitKeeper を巡る論争について特にワタシがコメントすることもないのだが、「BitKeeper紛争を受け、トーバルズ氏が新プロジェクト」の本筋と違うところにはっとした。

新しいソフトに「git」――英国のスラングで「まぬけ」という意味――という名を付けた理由を聞いたところ、「私は自己中心的な人間だ。だから自分にちなんだ名前を全部のプロジェクトに付けている。最初はLinuxで、今度はgitだ」

おう、git! やはり英国のスラングだったのか。

ワタシがこの単語を知ったのは、モンティ・パイソンMonty Python's Flying Circus の「議論クリニック」スケッチだった。

このスケッチの前半で悪態の部屋からマイケル・ペイリンが出て行った後でグレアム・チャップマンが吐き捨てるのが "stupid git" なのである(上でリンクした日本語訳では「腐れタコが」になっている)。

念のために "stupid git" でぐぐるとちゃんとひっかかる。で、ワタシはこのURLを見てピンときたのだが、このサイトはWikiで構築されている。

Edit リンクを目立たなくすれば、普通のサイトにみせることも可能であることの好例であるが、ちなみにこのサイトで採用されている Wiki エンジンは TWiki である。

そうそう、パイソンといえば、缶コーヒーの CM で "Always look on the bright side of life" がまた使われてますな。

アニマルズの「朝日のあたる家」は売春宿を歌ったものではない?

komasafarina’s ☆ Somethin’ Celebration Is Goin’ On に考察がある。

知識や情報として(メディアを通じて)(あるいは、ときには口コミで)(どこぞからか)流布され、(ほとんど)通説や定説として(世間に)広く流通していることを(ハナから信じて)呑み込まれたり、飼いならされたりするのを(ひとつの生き方として)わたしは(けっして)否定しはしないが、自由な人間は(それをきちんと自分で確かめて)納得した上で受け入れ、それを自分の知識とする。それが(わたしにとっての)ロックンロール(な生き方)だ。

それがロックンロールかどうかは個人的にはどうでもいいとして、いずれにしても知ったかぶりは禁物ということですな。ワタシも気をつけないと。

山形浩生の犠牲者がまた一人?

「最近の噂」より引用。

サイゾー」の新しい号を見たら、やっぱり載ってないってことは、神保哲夫はひょっとしてあの程度で逃げたのか! せっかく今月もバカにしてあげたのに。(2005/4/21)

そうなのかはワタシには分かりませんが。狂犬恐るべし。

そういえば、以前コペンハーゲン・コンセンサスについて書かれた文章を見かけたことがあったが、ちゃんと『環境危機をあおってはいけない』サポートページで反応していて、山形さんチェックしちょるんやねぇと驚いたものである。

なお、『環境危機をあおってはいけない』は、頼まれてもないのに勝手に原稿チェックに参加し、訳者あとがきでクレジットしてもらったという思い出の本だったりする。

ポセイドン・アドベンチャー

ポセイドン・アドベンチャー [DVD]

ポセイドン・アドベンチャー [DVD]

これも以前から観たいと思いつつどうも後回しになっていた映画。

ジーン・ハックマンが若かった。1972年の映画だから当然だが。

さて、本作はパニック映画のさきがけにして最高のものの一つだが、客船を舞台にした映画は、それこそ『タイタニック』のような時代物か、さもなくば『グリード』のように怪物を出さない限り、今では成立しにくいのだろうな。

豪華客船が転覆し、天地がさかさまになったという設定をいかした脱出劇は今観てもハラハラさせられるし、また人間ドラマも適度にキャラ立ちした登場人物たちの対立をはらみながら、しかし無用にドロドロしてないのが良い。ハックマン演じる牧師が物語をぐいぐい引っ張るわけだが、もう一人の牧師も語る通り、彼の行動規範は紛れもなく強者の論理である。ワタシがあの場にいたら、ぐずぐずしているうちに『13日の金曜日』シリーズで二番目に餌食になる高校生並みの速さで海の藻屑と化したに違いない。

そして多くの人が指摘済みだろうが、現在我々がこの映画を語るにあたりどうしても触れなければならないのは、『裸の銃を持つ男』シリーズでおなじみレスリー・ニールセンが船長役で渋い演技をみせていること。コメディやってた人が性格俳優に転向という例はいくらでもあるが、半世紀近く映画に出続けながら年を取るに従い役柄がくだらなくなるというのはこの人ぐらいじゃないかね。

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