YAMDAS更新
yomoyomoの読書記録に桐野夏生『顔に降りかかる雨』を追加。
関係ないが、今日の画像は Creative Commons にお布施をしたら送られてきたTシャツ。
マイクロソフトCTOのレイ・オジーがブログを再開
ビル・ゲイツから社員への大号令メール、通称 "Internet Tidal Wave 2.0" に関係して、いつのまにかマイクロソフトの CTO になっていたレイ・オジーの評価については、「Ozzie はBill Gatesの後継者としてMicrosoft に迎え入れられた」という声もあれば、一方で「ディティールの部分では彼にはさほどビビッドな感受性がないのは明らか」という声もあるが、その彼がブログを MSN Space で再開している。
最新エントリ V3 ではその再開の経緯なぞを書いていますな。
ネタ元は Scripting News。
Linuxネットワーキングに特化したWiki
Kernel Traffic で知ったのだが、Linux のネットワーク周りの情報に特化した Wiki ができている。
プロトコルレベルで項目ができているのは期待できるが、情報の蓄積度はまだまだこれから。Wiki のライセンスはクリエイティブ・コモンズライセンス(by-sa 2.5)。
Linuxカーネル開発HOWTOとネットワーク周りのドキュメントについて
Greg Kroah-Hartman は Linux のカーネル開発について何度も同じ質問をされるのに疲れてしまって HOWTO を書いたわけだが、そりゃ現にドキュメントがなければ同じことを質問されますよ。
ワタシはカーネルでもネットワーク周りのごく一部しか知らないが、Netfilter のメーリングリストを見ていて、「2.6.11で Netfilter の API がかなり変わったんだけど、それを解説したドキュメントある?」「ない」みたいなやりとりを見てため息をつき、それでもあっさりモジュールを書いてしまうハッカーを見て、こいつらにはついていけんと自身の力のなさを嘆きたくもなる。
『Linux Networking Architecture』の読書記録にも書いたが、ワタシは Linux カーネルの IP ネットワーク周りに特化した本が欲しいのよね。
まあ、あまり愚痴ばかり言っていても仕方がないので、オンラインで読める文章でカーネル部まで理解して書かれている、Linux の IP ネットワーキング周りの良質なドキュメントの代表例を挙げておこう。
- Linux Advanced Routing & Traffic Control(日本語訳)
- Iptables Tutorial(日本語訳)
- Guide to IP Layer Network Administration with Linux
上二つはこれまで何度も取り上げているが、ともに翻訳者にも恵まれたのは素晴らしいことである。が、問題は最後の奴で、これこそ Linux の IP ネットワーク実装を語る上で最も網羅的な文章だったりする。これが訳されていないこと、また原文も二年半更新がないため、徐々に obsolete になりつつあるのは残念。
科学の分野にWeb2.0のパラダイムをあてはめてみたScience 2.0
また 2.0 かよという反応が想像できるが、Wikipedia と MIT OpenCourseWare にインスパイアされたというこういう試みは面白いと思う。具体的な議論については、ブレインストーミングのページに詳しい。
サイトのライセンスは、やはりここもクリエイティブ・コモンズライセンス(by-sa 2.5)になっちょるね。
デビッド・バーンのネットラジオとディスコ、そしてZimbra
犬にかぶらせろからトラックバックをいただいたので、id:gotanda6 さんに敬意を表してディスコな話題を。
Boing Boing に取り上げられているが、デビッド・バーンのラジオ局 Radio DavidByrne.com は今月は「オールドスクールなクラブミュージック」すなわちディスコな選曲になっている。デビッド・バーンは今月セレクトした楽曲について以下のように書いている。
These songs may have been what folks were referring to when a certain portion of the population held up “disco sucks” banners in the 80s.
トーキング・ヘッズの楽曲でも "Life During Wartime"(アルバム『Fear Of Music』収録)の中に、"This ain't no party / This ain't no disco / This ain't no fooling around" という歌詞があったっけ。彼らのベスト盤『Sand In the Vaseline』(asin:B000002LRK)のブックレットではバーンがこの部分について、「ふざけた歌詞だよね」とディスコを擁護していた覚えがあるが、どうやら今月のプレイリストは現在の彼が取り組んでいるプロジェクトに関係しているようで興味深い。やはり彼も Evelyn "Champagne" King とか好きなんだね。ワタシもこれを聞いて曲名を知ったのとかある。
さて話は変わって、今 Ajax を利用したウェブグループウェアを提供する Zimbra という企業が注目を集めているが、この Zimbra という言葉をはじめて聞いたのは、前述の『Fear Of Music』の一曲目 "I Zimbra" だったりする。ところで多くの人が知りたがっているくせにちょっと聞きにくいこととして……Zimbra って何?(笑) 地名?
ヘッズの『Fear Of Music』は、件の "I Zimbra" に代表されるアフリカンビートの導入という文脈で語られるアルバムだが、同時にジャケット、曲タイトルにいたるまでシンプル、クールにコントロールされたヘッズ流ホワイトファンクの完成形が堪能できるアルバムでもある。
- アーティスト: Talking Heads
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- 発売日: 1990/10/25
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ワタシは今でも「お笑いパソコン日誌」の復活を願っている
お笑いパソコン日誌が半年ぶりの更新してから一年が経った。つまり……実質一年半更新がないわけだが、ワタシはこのサイトをアンテナから外すことができない。
例えば今でもちょっと過去ログを読み出すと、その選択眼がとても楽しく感じられる。chic さん、もし死んでないのなら、ちょっと復活してみませんか?