当ブログは YAMDAS Project の更新履歴ページです。2019年よりはてなブログに移転しました。

Twitter はてなアンテナに追加 Feedlyに登録 RSS

(遂に発売された)『デジタル音楽の行方』への反応 その2

遂に発売された『デジタル音楽の行方』だが、早速青月にじむさんが本屋で山積みされている画像を取ってくださった。おおっ、ホントにタワーができている。にじむさんの文章を引用。

そういや表紙(この本は帯が無く、表紙の下方が帯の役割を担うデザインになっている)で二人のコメントがあるのだが、これがめっぽう面白い。

自分がまさか佐野元春がコメントを寄せる本を訳すなんて一年前だって考えられなかったよねぇ(しみじみ)。

さて、日常徒然語のエントリを読み、ワタシはのけぞった。

明日発売予定で『デジタル音楽の行方』という本がありまして。
私の場合これを読まなきゃ卒論を終わらせてはいけないという使命感があるのでとりあえず明日はゼミをさぼってでも(元から行ってないけど)買いに行きます。

そんな使命感を持っていただけるとは光栄です! 書籍中の発言の出典などの情報が必要ならば、当方までメールください。協力しますので。

そして、何よりワタシが感激したのは、早速読んだ感想を書いてくださった方がいること。それは我が憧れの怪人ばるぼらさん

『デジタル音楽の行方』読んだ!これは結構面白かったなー。感想は書くか喋るかどうしよう。(12-06)

是非是非書いて、なおかつ喋ってください(笑)

ばるぼらさんの新刊『ノーディスク・ミュージックガイド〜iTunes Music Storeですぐ聞ける1000曲案内』

ノーディスク・ミュージックガイド~iTunes Music Store ですぐ聞ける1000曲案内

ノーディスク・ミュージックガイド~iTunes Music Store ですぐ聞ける1000曲案内

さて、そのばるぼらさんがスーパーバイザーを務める書籍が発売される。「ディスクのないディスクガイド」とはすごい企画だなぁ。

普通の音楽好きの人であれば執筆陣の豪華さに目を見張るのだろうが(この本にも丸山茂雄さん、津田大介さんのお名前が見えますね)、ワタシはばるぼらさんによる(書籍には収録されないらしい)序文がぐぐっときた。

エジソンが蓄音機を発明し、ベルリーナが円盤式レコード、その名の通り「記録(record)」する媒体を発明してから既に百年以上が経っているが、LPレコードが最盛期だったのは五〇年代後半〜八〇年代半ばのせいぜい三〇年、現在メインで流通しているCDの歴史もたかだか二〇年程度であり、そろそろ次の記録メディアに移行する時期が迫っていると考えるのが妥当ではないだろうか。

ならば音楽配信の特性とは? それはあくまで曲単位で購入可能な点に注目することである。何曲かを一つにまとめて新たな文脈を作り、従来のショップでは手に入らない柔軟な価値観を提供すること。つまり無数の音源から選びだす役目、選曲家が重要な役割を担ってくる。

長めに二箇所引用させてもらったが、このあたりは特に『デジタル音楽の行方』と見事にリンクしていたりする。

これもまたデジタル音楽が株式市場になる(?)時代の音楽の未来。

成長の痛みを味わうWikipedia--2つの「事件」で問われる在り方

既に大きな反響を呼んだ記事であるが、Wikipedia の新規項目の作成に関するポリシー変更は、Wikipedia 日本語版のスタッフも寝耳に水の話だったようである。

しかも、Rauru Blog のエントリによると、今回のポリシー変更は基本的に Jimmy Wales 一人で決めたものらしい。

個人的には彼の決定は妥当なものだと思うが、今回の件が Wikimedia 財団の運営に影を落とすことがないとよいなと思う。

来年も、というよりこれから Wikipedia が消滅するまで、今後は難しい舵取りを取り続けなくてはならないということなのだろう。

また今回は個人が対象だったが、Wikipedia の内容が企業 PR に与える影響についてもだいぶ前に Steve Rubel が書いており、今後は企業の広報も Wikipedia をチェックするようになるだろう。

今年最後の2.0イベント? When 2.0開催

というわけで、オライリーWhere 2.0 に対抗してというわけでもないだろうが、When 2.0 というイベントが開催された模様。もう 2.0 は勘弁してくれや。

サイトの URL を見ると、2.0 ものの元祖(?)『Release 2.0』エスター・ダイソンのところですな。

ネタ元は Scripting News

追記:早速 CNet Japan「次のキラーアプリは「カレンダー」--「When 2.0」カンファレンス開催」という記事が公開された。

ユニバーサル、980円のDVD再販キャンペーン第2弾

しかしなぁ、それこそヒッチコックの古典から昨年だか今年公開された話題作まで一挙に980円で DVD が買えるなんてすごいよねぇ。これと比較して、CD の売り上げが下がらないほうがおかしいっての。

個人的には町山智浩さんの日記を読んで以来観たい観たいと思いながらまだ観ていない『ショーン・オブ・ザ・デッド』をもう買っちゃうかもしれない。

このリストの中からお勧めの映画を挙げておくと、まずはコーエン兄弟の『バートン・フィンク』。

カンヌ映画祭パルムドール、男優賞、監督賞の三冠に輝いた紛れもないコーエン兄弟の代表作だが、彼らの映画の中ではそこまで好きな映画ではない。それでも、生理的不安を喚起する映像は見事なもんだし、それにこの映画はなかなか廉価版 DVD が出なかったのでなおさら嬉しい。

続いて『アメリカン・グラフィティ』。ワタシはジョージ・ルーカスという人を映画監督としてはほとんど評価しないのだが、この映画のだらだらした感じは好き。何といってもウルフマン・ジャック本人が登場するしね。

ここまでくるとチョイスがベタすぎると思われるだろうが、文句あっか。リアルタイムで観た最高の野球映画のひとつである。元野球少年として愛さないわけがない。いくらケヴィン・コスナーが凋落しようが評価は変わらない。

[YAMDAS Projectトップページ]


クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
YAMDAS現更新履歴のテキストは、クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 継承 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。

Copyright (c) 2003-2023 yomoyomo (E-mail: ymgrtq at yamdas dot org)