- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2004/02/18
- メディア: DVD
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以前から観たかった映画が地上波で放送された。「木曜洋画劇場」で「オレたちが見たいのは、イタリアの女刑務所の映画だー」と歌った元気いいぞう先生には申し訳ないが、テレビ東京に感謝。
この映画を観て思ったのは、ワタシはトニー・レオンが出てればもうそれで満足だということ。といっても彼の出演映画を網羅的に観ているわけでなく、ウォン・カーウァイの『恋する惑星』や『花様年華』を観た程度なのだが、とにかく彼がしっかり演じていれば、それでワタシは十分なのである。しかし、さすがにこうした役を演じるのにぼちぼち厳しくなってきたかなという感じもした。
ストーリー的には、ダブル潜入(捜査)という着想を活かしきった展開がスリリングだったので、「警察学校で一緒で、しかも抜群の観察力を持ったお前なら、大人に会ってもすぐに相手が分かるだろ」といったツッコミはしないでおく。演出もタイトかつストイックで良い。余談だが、警視役が石原裕次郎のそっくりさん(ゆうたろうだっけ?)に見えて、彼のキメキメな表情がいちいち受けて楽しかった。