「blog騒動の当時のメンバー。召集令状ですよー」などと otsune さんは書いているが、ふっ、そんな釣りに乗るほどワタシはバカじゃありません。
大体だね、個人ブロガーとしての発言とテクノラティジャパン取締役の発言はちゃんと分けて考えなきゃ。
それにだ、かつてあれほどブログの素晴らしい未来を説き、一方でニホンのネットコミュニティの閉鎖性を英語ブログのみで嘆いた伊藤穰一様が「もうblogには飽きた。ネガティヴなコメントが多い」なんて書くわけないだろが!
え、なに? Becoming boring だって? 少し訳してみるぞ。これを読めば otsune さんも自分の考え違いが分かるはずだ。
一年前はブログにたくさんの数のポストをしていたのに気付いたんだけど、今はそうじゃない。ボクはことあるごとに、これはボクのブログだから気に入らないなら読むなと言ってきた。けれどもコメント欄や他のブログでボクが書くものへの批判を読むと、ボクはここで発言することにますます神経質になっちゃう。批判は多くの場合正しい。「ポストする前に事実関係を調べろ」「投稿する前に読み直せ」「そんな自意識過剰になるなよ」「くだらない」「論調が不快なんだけど」「コイツの投稿は毎度どこかに「出発」するというのばかりだけど、旅行自慢してんの?」そんなはずないことは分かってるけど、こうした声がボクの頭の中でやかましく鳴り響き、一種の萎縮効果をもたらす。ジョークが誤解されて皮肉が通じないのがボクはこわい。誰かの気分を害するのがボクはこわい。自慢してるみたいにとられるのがボクはこわい。
あの、えーっと……これは……そうそう、テクノラティジャパンのトップ100は知らないブログばかりで、世の中には自分の知らないブログがたくさんあるんだって目を開かされる思いでした!
……などとネタっぽく書くとまた超反応する人がいそうだから繰り返しておくと、このエントリで書きたかったのは、「個人ブロガーとしての発言とテクノラティジャパン取締役の発言はちゃんと分けて考えなきゃ」ですので。