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ブロガー囲い込み戦略とブロガーの倫理

旧聞に属するがブロガーを“タレント”として育てるベンチャーの登場だそうな。

有名ブロガーと専属契約を結び、提携企業の商品レビューをブログに書いてもらったり、出版社やテレビ局、ネット放送局に売り込み、書籍化や番組出演などで知名度を高めるという。

とのことでそういう「有名ブロガー」も今後メディアに登場する時代なのだろうか。

しかし、mojix さんが魂を売り渡せばそれなりに高く売れるものだが、いつかはツケが回ってくると書いているが、「記事広告は“やらせ”にならないよう気を遣う」というのと「所属ブロガー名は当面は明かさない」は矛盾するだろう。これじゃダメだろう。

ワタシ自身はブロガーではないが、ことこうした問題については、レベッカ・ブラッドの「ブロガーの倫理」を規範にしている。

つまり、利害の衝突があれば開示するということだ。この問題の難しさについては StarChartLog にもエントリがあるが、ワタシは単純に、企業や関係者からいただいた商品について書く場合は必ず「いただいた」と断りを入れることにしている。そして後は読者の判断に任せる。それが最低限のラインではないかと思う。Stella さんも書いているが、ワタシも以前は「当方は○○の株式は所有していない」みたいな文章に「だから何?」と思っていたが、今はそういうものだと見ている。

こういう文章を読み直すと、何だワタシも良い本を訳したじゃないかと手前味噌に思ったりする。

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