『デジタル音楽の行方』だが、早速痛恨のミスを見つけてしまったので正誤表をサポートページに追加しています。
ぼちぼち購入された方の声が。Gleam/Diary より引用。
検索したところコンピュータ書のコーナーの「インターネット入門書」という棚にあった。レシートには「理工書」と印刷された。
『デジタル音楽の行方』の問題点として「本屋のどのコーナーにあるのか?」があり、これはワタシもよく分からなくて担当編集者に尋ねさせてもらった。
すると傍らの id:mohri さんがすかさず「ベストセラーコーナーです!」と断言され、ワタシはその場で号泣、一生モーリ兄貴についていくことを決めたのである。
いや、ウソですけど。
ワタシも今週末は少し書店を回ったところ(対象者がいれば勝手サインを行おうかと)、一部書店はコンピュータ関係の棚に置いていたが、「音楽」のコーナーに置かれているところが多かった。
さて、その gleam さんの読後の感想からも引用させてもらおう。
アメリカの音楽市場に即した具体的な数値が読める、というところで価値のある文献だと思いますが、いずれにせよこの類の本は何度も基本的な事柄を復習しがちで、かつ、その都度業界を善人と悪人にレッテル付けしがちな気がする、というのが最近思っていることで、この先に進むためにはどうしたらいいのだろうと悩みます。
「水のような音楽」モデルと ACCS の久保田氏の主張の類似の話は興味深い。本書のアメリカ性については鈴木芳樹さんも書かれている。
著者ががちがちのアカデミシャンではなく、マーケティング寄りのひとだからなのかもしれないが、インターネットによって消費者に無限の選択肢が与えられる環境を手放しで礼讃しているのは、いかにもアメリカ的だと思わされる。
一応書いておくと、最後らへんに情報のオーバーロードの問題についても触れられています。
そして真打、本書に推薦文を寄せてくださった丸山茂雄さんも、「“注目本”『デジタル音楽の行方』がいよいよ出ました。」と紹介してくださっています。
従ってこの本は実は2冊分が入っているのですから「超お買い得」です。(笑)
という結論はワタシも爆笑しましたが、
で、当分の間この本からの我田引水をしますから、ご承知おきください。(笑)
とのことで楽しみである。