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The Goog Lifeの舞台裏

本サイト今年最後の更新は、Read/WriteWeb の 2007 Web Predictions を訳し、仕事が遅い CNET Japan のハナをあかしてやるつもりだった(このエントリの内容は「どうなる2007年のウェブ動向」で読めるが、元エントリにリンクぐらいしろよ)。

しかし、さあ訳そうという段になって、Read/WriteWeb が CC ライセンス指定でないことに気づいた(なぜか思い出せないが、そう勘違いしていた)。そこで第二候補の Aaron Swartz の The Goog Life を訳すことにした。

なぜこれが第一候補でなかったかというと、この文章に対する「センセーショナル狙い」という批判があったこと、要は「煽り入ってる」よなぁということだが、一方で悪評も含めこれが激しい反応を呼ぶ、つまりは「ウケる」ことは分かっていた。

でも、実際訳してみたら二日ではてなブックマーク数が400に達しようかという事態は想定外だったな。

ただそのはてブコメントが案外冷静だったのはありがたかった。まぁ、大局的に見れば巨大企業になったベンチャーがどうイノベーションを継続していくかという普遍的な話なわけで、同じ問題はマイクロソフトも経験したわけである。

果たして GoogleShiro Kawai さんが書く Netscape のジレンマを回避できるのだろうか。

Googleについて、ここ2〜3年の興味は、jwzが語ったNetscapeのジレンマ---「会社を成功させるために働く人でなく、成功した会社で働きたいという人が集まるようになった」---をどうやって回避するのだろうかということだった。やっぱり苦労してるみたいだなあ。

あと公平を期すために、この文章を「クリエイティブのなんたるかがわかってない人がなんかいってる」と批判されている方の意見も紹介しておく。

全員がそうではないと思うけど、googleというのはワークする場ではない。クリエイティブする場である。もっともそれは外野から見た幻想なのかもしれないけど、とにかくそう見えるんだからそうなのだ。

バカボンのパパなのだ。

Aaron Swartz がクリエイティブのなんたるかがわかってないかどうかは、彼の「生産的になろう(HOWTO: Be more productive)」、そして Aquarian's Memorandum の「早熟・天才児の Aaron Swartz に注目する」あたりを読んで彼がどういう人間でどういう実績を挙げてきたか判断してもらうしかないが、確かに彼は「ワークする場で」なく「クリエイティブする場」なんて言葉に興味ないかもね(というか「クリエイティブする」って何?)。

ワタシが彼の名前を知ったのは RSS 1.0 について調べていたときで、てっきりワタシより年上だろうと思っていたら、一回り下であるのに倒れそうになったものだ。彼は Google 社員が子供扱いされていると書くが、その彼が現時点でその大学生の年齢なわけで、今回の文章に寄せられた批判に対して一歩も引かず応戦する彼も、例えば五年後に同じ題材を書くなら表現を変えるかも、とは思った。

あと「ニート養成所」はあんまりだと思いました!(笑)

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