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エリック・レイモンドのFedora批判の背景を勝手に解説する

未だ Eric Raymond の言うことを気にする人がいるのか、というのは良いとして、/.J でのコメントを見ると、彼の文脈が読み取られてないなと思う。

まずプロプライエタリなマルチメディアフォーマットへの対応を求めるのは「オープンソース」の提唱者としてどうなんだという点。これについては Alan Cox にも皮肉られているが、ESR はこれについて以前から妥協すべきだと主張してるんだよね。

じゃあ、何で妥協すべきと主張してるかというと、ゆっくりしてると未来永劫 Linux はデスクトップ OS として主役になれんよ、という危機感がある。

詳しくは World Domination 201 という彼の文章を読んでいただきたいが、ここでは2008年という明確なデッドラインを指定している。つまりは来年だ。それまでにデスクトップでシェアをがっちり掴まないといかんよ、と。

で、その主張の妥当性だけど、ワタシには分からない。ワタシ自身は、昔からメインのデスクトップ OS として Linux に期待していないというのもある。

それよりも ESR の評価の凋落のほうが感慨深い。World Domination 201 もながーいけど、昔だったら誰かがすぐに翻訳してたんじゃないかな。

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