短期間に続けて Eric Raymond の名前が /. のストーリーに登場するのも珍しい。乱暴にまとめればいずれも、ギーク層だけでなく iPod 世代に Linux 使ってもらうには独占ソフトウェア企業に妥協せにゃならんよという主張である。Red Herring のインタビューから引用。
Q: どんな種類の妥協が必要なんでしょうか?
A: 僕が言いたいのは、独占的な(proprietary)コーデックの権利保持者のところに出向き、お金は出しますのでライセンスをくださいと言う必要があるということ。これは Linux コミュニティはすごく嫌っていることで、なぜかというと我々はオープンソースに関して理想を抱いているからなんだ。長い目で見れば、それは正しいと思うよ。僕にとって独占的なコーデックベンダへの妥協は、もっと広範なユーザ市場シェアを得るための戦術であって、そうすれば最終的にもっと多くのものをオープンにできる。
Linus Torvalds は、自分のプラグマティズムが Linux の大きな成功要因と語っているが、マルチメディア方面の対応に関して、Linux コミュニティはどう折り合いをつけていくのか。