Digg で知った記事だが、諸般の事情により作られなかった巨匠達の傑作(になったかもしれない)映画のランキング。
1位のスタンリー・キューブリックのナポレオン映画については、彼の Wikipedia のページによると、
『2001年宇宙の旅』の次回作として制作も決定していて、脚本も完成し、撮影を残すのみとなっていた。ところが先に公開された『ワーテルロー』が興行的に失敗し、『ナポレオン』の出資者が引き揚げたために制作中止に追い込まれた。
とのこと。2位のオーソン・ウェルズの『ハート・オブ・ダークネス』は、
映画関係者ならば《闇の奥》を評して口を揃えてこう云うだろう。この本は誰も歯が立たない。オーソン・ウェルズでさえ諦めた。しかし、若い脚本家ならこう思う。ならば俺が挑戦してやる。もちろん、私も挑戦した
とジョン・ミリアスが語るように多くの映画人の挑戦の対象になり、フランシス・フォード・コッポラが『地獄の黙示録』として映画化したのはご存知の通り。
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しかし、個人的に悲しかったのは、5位のドンキホーテ(これもオーソン・ウェルズが映画化できなかった)に続き、6位が Terry Gilliam's... Everything になっていること。ううっ……
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