『ウェブ×ソーシャル×アメリカ――〈全球時代〉の構想力』はスチュワート・ブランドがキーマンとなっていたが、彼の代表的な仕事の一つ『Whole Earth Catalog』についてはここでも何度も取り上げてきた。
21世紀における『Whole Earth Catalog』と目されもした、社会の持続可能性(sustainability)とイノベーションをテーマとする Worldchanging についてはここでも5年前に取り上げていて、その後もいろんな賞を取るなど評価されてきたが、昨年11月に7年間の歴史に幕を引くことをアナウンスしている。やはりリーマンショック後、大手財団からの資金が見込めなくなったのが大きいらしい。
そのときに書籍版の改訂版が出ることもアナウンスされていたが、先月ようやく刊行されたみたい。
Worldchanging, Revised Edition: A User's Guide for the 21st Century
- 作者: Alex Steffen,Sagmeister Inc.
- 出版社/メーカー: Harry N. Abrams
- 発売日: 2011/04/01
- メディア: ペーパーバック
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東日本大震災と福島原発の事故を受け、sustainability についての意識が高まっていることを思うと、これの翻訳が出てもよいかなと思うのだがどうだろう。