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ピーター・ガブリエルのカバーアルバムが来月出る

And I'll Scratch Yours

And I'll Scratch Yours

このクレジットだけみると、ピーガブのニューアルバムのようだが、正確には彼の曲のカバーアルバムである。

これはピーガブが2010年にカバーアルバム『Scratch My Back』を出したときから、自分がカバーした曲の作者に今度は自分の曲のカバーをやってもらい、それを集めたアルバムを出すという構想を語っていた。

二枚のカバーアルバムは、タイトルが「おいらの背中かいて」「じゃあかいてやるよ」と対になってるわけだが、さすがにすべてピーガブの思い通りにはならず、一部他の人にカバーしてもらってアルバム完成となった次第である。詳細は Wikipedia のページが詳しい。

彼の YouTube チャンネルにアルバムからの抜粋が公開されている。これ、ピーガブ自身何曲か歌ってますな。

ランディー・ニューマンのカバーはすごく貴重で嬉しかった。ルー・リード親父が一人不穏当なノイズを吐き散らしていて笑ってしまった。しかもその曲が、ピーガブの楽曲の中で映画やテレビドラマのサントラに好んで使われる、珍しく健康的な "Solsbury Hill" というのがいとおかし。

せっかくなので、ピーガブのライブでの "Solsbury Hill" をどうぞ。

これが10年前のライブなのだが、元々ハゲだったトニー・レヴィンとデヴィッド・ローズに加え、ピーガブ自身も見事に禿げ上がってしまい、しかもドラマーまでハゲだったものだから、ステージにいる男がほぼ全員ハゲという恐ろしいことになっていた。

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