毎年恒例なので説明は省略。YAMDAS Project本家、はてなダイアリーのYAMDAS現更新履歴、そして今年復活した情報共有の未来ブログを含め、2013年に公開した雑文、翻訳の被ブックマーク数トップ20は以下の通り(2013年12月30日12時時点)。
- スタンリー・キューブリックが好きだった映画約80本のリスト - YAMDAS現更新履歴 370users
- 我々が失ったウェブ(The Web We Lost 日本語訳) 346users
- Aaron Swartzが自殺により26歳の若さでこの世を去った - YAMDAS現更新履歴 276users
- 友人が教えてくれた英語学習に最も適した映画とその勉強法 - YAMDAS現更新履歴 274users
- 宇多田ヒカルさんの受難とナタリーの魂 - YAMDAS現更新履歴 270users
- 「SF映画ベストテン」を選んでみた - YAMDAS現更新履歴 244users
- ワタシが愛した小町ホラー(2010年編) - YAMDAS現更新履歴 199users
- はてなダイアリーユーザ文学賞受賞歴不完全一覧 - YAMDAS現更新履歴 161users
- 「若者のコピーレフト離れ」は本当か? GitHub世代に注目してみる - YAMDAS現更新履歴 134users
- IT業界恒例「○○は死んだ」の最新版としての「ビッグデータは死んだ」 - YAMDAS現更新履歴 118users
- GitHubのコーディング以外の7つの利用法 - YAMDAS現更新履歴 115users
- 藤野可織さん、芥川賞受賞おめでとうございます! - YAMDAS現更新履歴 107users
- オープンソースプロジェクトに参加するにあたっての心得10ヶ条 - YAMDAS現更新履歴 64users
- GNU30周年にあわせ、rmsの伝記『自由としてのフリー(2.0)リチャード・ストールマンと自由ソフトウェア革命』日本語訳が公開 - YAMDAS現更新履歴 63users
- 英語が分からなくても(たぶん)楽しめるモンティ・パイソン入門 - WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース) 62users
- 映画『ブルース・ブラザーズ』制作秘話〜切れまくるジョン・ベルーシとコカイン、そしてダン・エイクロイドの優しさ - YAMDAS現更新履歴 50users
- はてなには書き手の後押しをするヴィジョンも見識もない - YAMDAS現更新履歴 45users
- 創業者の訛り(Founders' Accents 日本語訳) 44users
- Wikiエンジン開発の停滞――5年以上正式リリースがないPukiWikiと3年半ぶりバージョンアップしたHiki - YAMDAS現更新履歴 39users
- インターネットによる中流階級の破壊をマイクロペイメントが救うか - WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース) 38users
yomoyomo としての活動だけ見ると、2013年はなかなかよい年だったのではないか。
『マニフェスト 本の未来』への翻訳参加に始まり、『3Dプリンティングと著作権を考える』も訳した(β版から正式版になるのはいつだろう……)。夏には情報共有の未来ブログ連載も2年ぶりに復活した。そして、ちくま文庫より再発された河口俊彦『大山康晴の晩節』に解説も書いた。
ネット上の活動で特に大きなトラブルもなく、今年は目立った筆禍も起こさなかった(と思う)。こうして人気記事のリストをみると、ブックマーク数が3桁のものが半分を超えており、充実と言える。
これだけみればなかなかのものだが、ワタシ個人としては2013年は今更ながら自分の限界とこれまで怠ってきたものからの復讐、そして自身のキャリア的な先のなさを痛感する一年だった。5年ほど前にベンジャミンから yomoyomo としての活動はお前のためにならないからすべて止めろと強い口調で忠告されたものだが、彼は正しかった。要は自業自得である。しかし、もう後戻りもできないと思うのも正直なところである。来年の2月には、YAMDAS Project は開設15周年を迎える。
そして一方で最近強く感じるのは、もう自分には大きなインパクトをもたらす仕事をやる余地はほぼ残ってないということ。何かやるにも自分一人でできることなどたかが知れている。これも見る人が見れば当然の帰結なのだろう。
今年は二度の海外出張など移動の多い年だった。今年の前半は、そうして移動している間ずっと胸につもるものがあった。それはちょうど一年の中間地点にあたる6月末の週にひとつの結論を得ることとなるが、思えばその日は偶然にもしなもんさんの訃報を知った日でもあった。そして、その後に駄目なものはどうしたって駄目という当たり前の事実を認識させられることになる。分かっていても悲しいものである。
そうしているうちにとうとう40歳になってしまった。ワタシはひとりで朽ち果てて行くのだろう。昨年の米長邦雄に続き、自分にとってのヒーローの一人だったルー・リードもこの世を去った。みんな死んでいくんだな。
2013年の更新はこれで終わりです。どうか皆さんよいお年を。