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ポリコレの揺り籠がアメリカの大学生を弱くした? 注目のベストセラーの邦訳が(たぶん今年後半に)出る

トランネットのオーディション課題概要を見て、翻訳課題になっている本、どこかで見たことあるような……と記憶を辿ったら、少し前にベンジャミン・クリッツァーの「アメリカの大学でなぜ「ポリコレ」が重視されるようになったか、その「世代」的な理由」で取り上げられ、これを書くために調べなおしたら、2年近く前には翻訳書ときどき洋書で倉田幸信さんも取り上げていた本である。

内容については上でリンクした記事を読んでいただくのがよいし、この本には公式サイトがあるので、パブリックな情報はそちらを見ていただくとして、2018年のベストセラーである。オーディション課題概要によると2021年6月下旬翻訳終了予定になっているが、まぁ、今年の後半以降に刊行されるといいですね。

共著者のジョナサン・ハイトは、『しあわせ仮説』(asin:4788512327)、『社会はなぜ左と右にわかれるのか』(asin:4314011173)の邦訳も出ている社会心理学者ですな。

アメリカにおけるポリティカル・コレクトネスの検証、ベンジャミン・クリッツァーの表現を借りれば、「ただ単に批判して否定するのではなく、社会が進歩した副作用と論じている」本なのは重要なポイントだろう。

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