旧聞に属するが、Andreessen Horowitz がクリエイティブ・コモンズに影響を受けた NFT 向けのライセンスを提唱している。
それが “Can’t Be Evil”ライセンスとのことで、これは Google の非公式社是「Don't be evil」のもじりであり、Web 3 周りで見かけるフレーズという印象がある。
やはりこれは NFT の利用促進が第一の目的には違いないが、ネーミングにしても NFT 周りに高まる反感を和らげたいという意識もあるのかなと思う。
今回“Can’t Be Evil”ライセンスとして策定されたのは6種類のライセンスだが(そのうちの一つが CC0)、クリエイティブ・コモンズのライセンスと同様に、それで何が自由にできて、商用利用や修正改変など何を(許諾なしに)やっちゃダメか明確にする表も掲載している。知財専門の弁護士と協力して作られたもののようで、それなりにしっかりしたもののようだ。
今回の a16z の動きを受けてというわけではないだろうが、Creative Commons が CC と NFT に関する FAQ を修正したよとアナウンスしている。NFT に関係して CC ライセンスを適用しようと考える人は、まずはこれを読んでみるとよいということだろう。