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YAMDAS更新

Technical Knockoutオープンミュージックストアを追加。Giles Turnbull の文章の日本語訳です。

正直言って、良く書けている文章とはまったく思わないのだが、ちょうどオーディオブログ+iPod周りで面白い話をいくつか読んだところだったので訳してみた。

さて、本文の冒頭で挙げられている audioblogging manifesto は、題名と裏腹にオーディオブログに対して批判的な内容も含むのでご注意を。

さて、そのオーディオブログ+iPod周りの話だが、原文のコメントでも紹介されている iPodder.org あたりが震源になっていて、これについては Sotto Voce のエントリが詳しい。audioblogging manifesto でも名前が挙げられていた Dave Winer が 既に weblogs.com に手を入れるなど RSS フィード周りで関わっているようで、結構本格的。

ちょうどよい具合に HotWired「ネット音声をiPodで聴く『ポッドキャスティング』」という記事が出ており、それを受けて News Watchers' Talk も始まっている。個人的には、津田大介さんの「伊集院光のラジオ番組や昔のオールナイトニッポンを録音したものをiPodに転送して」というのが面白かった。このコメントについては、音楽配信メモで解説がなされているのでそちらもあわせて読むとよいでしょう。そうそう、ラジオ番組のデジタル流通に可能性を見出すラジオの人がでてくると面白いと思うんだけどねぇ。

こうしてみると iPod の偉大さというか、それが可能にしたものの大きさを実感するわけである。まだ持ってないんだけど。

伊藤穣一氏のICANN理事会メンバーへの就任について

先日 ICANN 理事会メンバーへの就任が発表された伊藤穣一氏によるステートメント「なぜ ICANN?」の以下の部分を読んで正直驚いた。

ICANNは主にインターネットのIPアドレスと「.jp」などのトップレベルドメインTLD)の管理をする組織ですが、今、アメリカ政府や国連などに沢山の課題を突きつけられていて、2005年11月16日のWorld Summit on the Information Society (WSIS)までにその課題をクりア出来なければ多分そこでICANNは終わりだろうと言われています。

無知と笑われても仕方ないが、ICANN が上記のような切羽詰った状態にあることはよく知らなかった。

当サイトの読者ならご存知の通り、ワタシは過去数度伊藤穣一氏について批判的な文章を書いたことがあるが、一方で彼の活動で評価できるところはちゃんと評価している。具体的にいうと、クリエイティブコモンズの企業への働きかけの仕事はよくやっていると思った(シンポジウムのストリーミング放送を見て)。

ICANN に話を戻すと、伊藤氏の「電話会社的なITUよりもインターネット的なICANNの方がこういった部分を管理するにはより適切な組織」という認識には当方も賛成する。しかし、現在の ICANN でそれができてないからこその危機的状況なわけで、それを変えるとなるとかなりの重責を担うことになるのは容易に想像できる。伊藤氏にはベストを尽くし、日本代表、などという狭い枠の仕事ではなく、インターネットガバナンスをうまく機能させるためのリーダシップを発揮してほしいと思う。

要は、幸運を祈る、ということです。

Linuxファイアウォール入門

かなりダメな文章。

標準的なLinuxディストリビューションには、早くからファイアウォールコードが含まれていた。Linuxカーネルの1.1バージョンには、Alan CoxがBSDipfwファイアウォールツールを移植していて、それがipfwadm(ipfwの機能豊富な拡張版)となり、最近ではipchainsによる強化が図られている。ipchainsには、どの状況でどのフィルタ規則を使うかを指定するための設定ファイル(iptables)があるほか、これらのテーブルを操作するためのコマンド群も用意されている。ここ数年、Linuxにおけるファイアウォールと言えば、ipchainsが標準となっている。

iptables が ipchains の設定ファイルだったなんて、netfilter/iptables FAQ の訳者であるワタシもびっくりの新事実である。つーか、嘘書くなよ。

netfilterはまだ比較的新しく、デビューは2001年1月、2.4 Linuxカーネルでのことである。したがって、ファイアウォールのセットアップと設定を手助けするフロントエンドプログラムのなかには、まだ古いipchainsコードを使っているものが少なくない(netfilterは、ipchainsに対して後方互換性がある)。つまり、Linuxにおける最新のファイアウォールコードは、強力ではあるが、古いipchainsコードほど扱いやすくない。

netfilter と iptables と ipchains の関係分かってんのかね? 後方互換性って何を指して言ってんだか。それにねぇ、netfilter が安定版カーネルに取り込まれて四年近く経つんだぜ。未だにそれに移行しようとせず、ipchains でルール書く人間なんて技術者として信用できないよ。この程度の知識しかない奴が「Linuxファイアウォール入門」を書くとはね。

それより驚くのは、この記事について役に立ったという評価をしている人がかなりの割合を占めること。あなた方、本当に Linux 使ってるんですか?

Linuxカーネルの9223372034708485227年問題

Linux 2.4系カーネルが重大な問題を抱えていることが判明した。9223372034708485227年の1月1日になると、セグメンテーションフォルトをぐはっと吐いてシステムが停止してしまうらしい……って、おいおい(笑)

しかし、西暦9223372034708485227年、コンピュータがどうこうという前に、地球自体どうなってるんやろうねぇ。

革命から10年経って

Netscape 創設時からの社員で、Mozilla プロジェクトの初代リーダーを務めた(という解説はいらないだろうが)jwz が、Netscape ブラウザの最初のパブリックベータを公開して10年経ったことについて短く触れている。当時はまだ Mosaic Communications やったんやね。

10年前の Netscape については、同じく jwz による「ネットスケープの仕事場。」が詳しい。これを読むと、"Mozilla" の名付け親は jwz みたい。

ワタシがはじめてブラウザを利用したのは、大学の News マシンに入っていた Mosaic ブラウザだったと思うが、正直あまりそのときの正確な記憶が残っていない。1994年だったか、1993年だったか。

ACCS裁判を追う

ITmedia に特集ページができていた。先日の公判はなかなかハードな展開だったようで、文脈が欠けるため首を傾げざるを得ない記述があったりするが、逆にそれにやり取りの生々しさを感じたりする。

office さんがやったことに逸脱があったことは間違いなく、それはいずれ民事で相応の判断がなされるだろう。一方で「あんな奴は厳罰に処せ」と思っている人も相当いることは承知しているが、氏の行為は刑事罰に該当しないという当方の認識は変わっていない。

「被害者には謝罪したいが、ACCSには謝る必要がない」という office さんの論旨は極めて明確である(この通り公判で発言したわけではないのに注意)。

宮崎学の謎な文章

宮崎学本音のコラム(85回目)10月21日付より引用。

例えば昨年他界したある人は、遺産五億円、負債が百億円という豪快な人物であったのだが、負債は全部個人で背負い、残された者に累が及ばないようにしてあった。私には実に爽快に思える例であった。

一体この話のどこが爽快なのか、ワタシには分からない。遺産よりも負債が多ければ、単に遺族が相続放棄すればよいだけの話ではないか。別に死ぬ人間が策を弄す必要はない、至極基礎的な手続きの話ではないか(もちろん生きているうちに負債をなくすのが一番だが)。違うのだろうか。ワタシが世間知らずなだけか?

先日何かのテレビ番組で、遺産が入ったと思ったら時間をおいて大きな負債があることが発覚して相続放棄もできずひどい目にあう例を放送していたが、これはそれにはあたらない。

これとは別に、最近の宮崎学の書く文章は、以前の懐の深さがない、俗情におもねる文章が目立つように思う。

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