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山形浩生訳『〈反〉知的独占 ―特許と著作権の経済学』の約40ページ分が期間限定無料ダウンロード可能

〈反〉知的独占 ―特許と著作権の経済学

〈反〉知的独占 ―特許と著作権の経済学

仲俣暁生さんの tweet 経由で知ったが、おなじみ山形浩生と守岡桜コンビが手がけたミケーレ・ボルドリン、デイヴィッド・K・レヴァイン『〈反〉知的独占 ―特許と著作権の経済学』がNTT出版のサイトでおよそ40ページ分の PDF ファイルが無料でダウンロードできる。

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ワタシもまだダウンロードしただけだが、メールアドレスやら名前の記入などなしにいきなり落とせたのにちょっと驚いた。

この本については、訳者自身のコメントが参考になる。

最初レッシグのまねっこ本かな、と思っていたのと、とにかく言葉遣いの端々から左翼っぽい、それも中二病左翼っぽい部分が散見されて、あまり気乗りがしなかったというのがあるが、実際に読んでみるとどうしてどうして。大した本だった。とにかくいまある知的財産権支持論をほぼすべて粉砕。それも著作権よりは特許のほう。

Books that I wrote/translated

山形浩生というと、この本の一週間前に『「歌」を語る 神経科学から見た音楽・脳・思考・文化』という別の訳書の刊行も控えている。

「歌」を語る 神経科学から見た音楽・脳・思考・文化 (P-Vine Books)

「歌」を語る 神経科学から見た音楽・脳・思考・文化 (P-Vine Books)

今年中にあと一冊くらい出るだろうし、毛沢東の伝記がゆうに二冊分の分量があったことを考えると、今年も10冊くらい訳したのだろうか。まったく大した人である。

ただこないだ「”Web廃墟”貼ってくれ」というのにプロジェクト杉田玄白が挙げられていたのは悲しかったな。

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