一昨年からは Fog Creek Software の CEO であるアニール・ダッシュだが、面白い文章を書いている。
テクノロジーは産業ではなく、既存のシステムや制度の文化や経済を変える手法である、という宣言から始まるテック論だが、とりあえず見出しだけ紹介しておこう。
- テクノロジーは中立ではない。
- テクノロジーは不可避ではない。
- テクノロジーに携わるほとんどの人は心から善をなしたいと思っている。
- テクノロジーの歴史はしっかりと記述されておらず、ほとんど理解されていない。
- ほとんどのテクノロジー教育には道徳上のトレーニングが含まれない。
- テクノロジーは多くの場合、そのユーザについて驚くほど無知なまま作られる。
- テクノロジーにはたった一人の天才的な創造主というものは存在しない。
- 大抵のテクノロジーはスタートアップからは生まれない。
- 大抵のテック系大企業は、広告、大規模ビジネス、個人向けの3つのうちのいずれかでお金を稼いでいる。
- 大企業の経済モデルは、あらゆるテクノロジーを歪曲する。
- テクノロジーは機能と同じくらいファッションが目的となる。
- どんな制度にもテクノロジーの悪用を抑える力はない。
テック論として、その通りという項目もあれば、逆じゃないかという項目もあるが、詳しくは原文をあたってくだされ。
ネタ元は Four short links。
- 作者: 日経BP社編集
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2017/10/19
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