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オブジェクト指向プログラミングは1兆ドル規模の大失敗なのか?

えーっと、長すぎて、ワタシも全部は読み通せていません。

文章の趣旨はインパクトが強いタイトルの通りで、オブジェクト指向プログラミングは1兆ドル規模の災厄であり、もうオブジェクト指向プログラミング(OOP)の先に進むべき時だよ、ということである。

著者は OOP 批判がセンシティブな話題であること、多くの読者を敵に回すであろうことを認めた上で、OOP はその発明者であるアラン・ケイが思い描いたように実装されればよかったと考えている。で、返す刀で現実の JavaC#OOP へのアプローチを批判する。

OOP が素の手続き型プログラミングよりも優れているという客観的、公平なエビデンスは存在しないと著者は断言している。

ところどころで「JavaMS-DOS 以来コンピューティング分野に生まれたもっとも悲惨な存在だ」というアラン・ケイの言葉や、「C++ はおぞましい言語だ。だからプロジェクトで使う言語を C に限定するのは、あのバカな「オブジェクト・モデル」のクソで台無しにしないためなんだよ」というリーナス・トーバルズの言葉を引用しながら、ビシバシ OOP を批判しているが、果たして彼の主張にどれだけ妥当性があるかは原文をあたってくだされ。

しかしねぇ、例えばワタシが愛する C 言語の後に作られ、現在まで生き残るモダンでメジャーな(つまり用途がはじめから限定されない)プログラミング言語で、逆にオブジェクト指向に背を向けたプログラミング言語ってどれがあんのかねとも思うのだよ。

ネタ元は Slashdot

オブジェクト指向入門 第2版 原則・コンセプト (IT Architect’Archive クラシックモダン・コンピューティング)

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[2019年7月24日追記]日本語訳が公開されている。

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