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発売50周年を迎えるローリング・ストーンズ『スティッキー・フィンガーズ』の有名なカバー写真を巡る話で驚いたこと

www.vanityfair.com

こないだ FTP の RFC 発行日がストーンズの「ブラウン・シュガー」の発売日と同じという小ネタを知ったが、それから間もなく発売された、その「ブラウン・シュガー」も含むアルバム『スティッキー・フィンガーズ』が発売されて今週50周年を迎えるということでもある。

スティッキー・フィンガーズ』は、ワタシもワタシが愛する洋楽アルバム100選に入れている、『Let It Bleed』と並ぶストーンズの最高傑作なのだけど、この Vanity Fair の記事は、『スティッキー・フィンガーズ』の有名なジーンズのジッパーをあしらったアルバムカバー制作を巡る裏話についてのもの。

このアルバムカバーのデザインはアンディ・ウォーホールによるものであることは知られ、実際これはある夜クラブで一緒になったアンディ・ウォーホールミック・ジャガーの会話の中での、「カバーにブルージーンズのジッパーがあったら良くね?」「ああ、そいつはいいアイデアだな」というやり取りに端を発したものだが、実際にデザインを手がけた Craig Braun という人物のインタビューをフィーチャーしている。

何しろアルバムジャケットにジッパーをつけるとレコードに傷をつけかねないわけで、それに関していろいろ苦労した話もあるのだけど、そういう話よりも個人的に驚いたのは、このアルバムジャケットでジーンズを履いて(チンコをモッコリさせて)いる男性は誰かということ。

yamdas.hatenablog.com

ワタシはこれはジョー・ダレッサンドロだと思っていたのだが、この記事ではモデルでウォーホールのマイクアップアーティストだった Corey Grant Tippin の名前があがっている。そうだったんだ?

で、ジッパーを開けると見れる下着姿の股間の男性は Glenn O’Brien という人らしい。そのあたりの記述を訳してみる。

ジャケットの表と裏に写っているのは Corey Tippin で、(中の下着姿は)Glenn O’Brien だと思う。Corey が下着姿の撮影時にいなかったかは知らないが、アンディが Glenn O’Brien に電話して来させ、下着姿を撮影したと確かに聞いた。だから彼だと思うよ。人々は(ウォーホール映画のスターだった)ジョー・ダレッサンドロだと思っている。最初はミック・ジャガーだと思われてた。俺がやったと考える人さえいた。でも、俺としてはそこら辺は曖昧にしておきたくて、「それがミックのチンコだと女の子が思えば、もっとアルバムが売れるだろ」と言ったんだ。

うーん、そうだったんだ。今となっては、アルバムジャケット(そしてジッパーの中)の写真に写っているのが誰だろうとアルバムの評価は何も変わらないのだが、定説だと思っていることが覆されることもあるんだなと感心した次第。

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