高橋幸宏さんの訃報は、新年早々のとても悲しいニュースだったが、これは嬉しいなぁ。
YMO が音楽の原体験のひとつであるワタシにとって、オールナイトニッポンと言えば、「高橋幸宏のオールナイトニッポン」だったりする。
もっともこれを放送していたおよそ40年前、ワタシは夜にはめっぽう弱く、リアルタイムではなく兄がカセットテープに録音した音源を聞いていたんだけど。
YMO とお笑いというとスネークマンショーがまず浮かび、また「高橋幸宏のオールナイトニッポン」でも出演していた大久保林清(景山民夫)との比較で、ワタシの周りでスーパー・エキセントリック・シアターのことをほめる人は見たことないのだが、当時小学校低学年、中学年だったワタシは、割と素直に笑っていました。
「高橋幸宏のオールナイトニッポン」の最終回である散開ライブスペシャルは、それこそカセットテープが擦り切れるほど聞いて、これも随分昔になるがミヤノさんに MD に落としてもらい感動してまた聞いたものである。
その散開ライブスペシャルだが、日本武道館での散開ライブでの録音はもちろん、坂本龍一、細野晴臣、矢野顕子、鈴木慶一、立花ハジメといった豪華メンバーが(電話)出演していたが、開演前、武道館の楽屋にいたピーター・バラカンに高橋幸宏が「おかまのピーターさん」と呼びかけたり、坂本龍一がインクスティックで立花ハジメをぶん殴った話を高橋幸宏が暴露して、立花ハジメにその時の感想を聞いたり(立花ハジメ曰く、「痛かったですよ……」)、今ではありえないような内容のですね――(昔話が続く)
幸宏さんの追悼番組は他にもあるが、「高橋幸宏のオールナイトニッポン」がまた聞けるのは特に嬉しい。大久保林清のトークもフィーチャーしてくれると特に嬉しいのだが。