遂に販売開始である。ワタシ自身の作業は一月以上前に終了していたので、ようやくという感じだ。この刊行をもって2011年を締めくくることができて嬉しい。
このページをお読みになっている皆さんに心からお願いしたいことがある。
どうか『情報共有の未来』を買ってください!
この一言に尽きる。年末年始のおともにどうぞ。
『情報共有の未来』はウェブ連載の電子書籍化なので、労力がかかってないと思われるかもしれない。しかし、ワタシが書くリンク駆動型の文章を電書にするのは結構面倒で、達人出版会の高橋さんにはいろいろご苦労があったはずだ。
これで『情報共有の未来』が売れなかったら、高橋さんの苦労は報われず、失望を味わわせることになってしまう。著者としてそれだけは避けたい。
もちろんワタシ的にも多くの人に『情報共有の未来』を買っていただきたいと思う。38歳にして単著童貞卒業である。何人かの方にこれからの活躍を、といったことを言っていただいて恐縮しているが、正直なところ、自分が yomoyomo としてできることにどれだけ先があるか、ワタシ自身分からないところがある。
年々 yomoyomo として活動することの折り合いがつけにくくなっているのは確かで、少なくともこれからどんどんを書くぜ、訳すぜと力強く言えない悩みがある。今のワタシには、心血注いだ『情報共有の未来』しかないわけである。
本当にありがたいことに江渡浩一郎さんが『情報共有の未来』に素晴らしい序文を書いてくださった。初稿を読んだとき、高橋さんもワタシも「これは勝てる!」と確信したが、その確信は間違ってなかった。個人的にはこれを読むだけでも、価格800円の相当割合の元が取れると思う。江渡さんに心から感謝します。
もう一度恥も外聞もなくお願いさせてもらう。どうか『情報共有の未来』を買ってください!