「邦訳の刊行が期待される洋書を紹介しまくることにする(2020年版)」で取り上げたジョージ・ダイソンの『Analogia』の邦訳が忘れたころに『アナロジア AIの次に来るもの』として出るのを知る。
『チューリングの大聖堂』に続いて早川書房からの刊行である。
「ライプニッツからポストAIまで自然・人間・機械のもつれあう運命を描く」とのことで、『チューリングの大聖堂』と同じく、科学史家として人間と機械(コンピュータ)の関係を論じるものなんだろうな。
そういえば、『チューリングの大聖堂』はとっくに文庫化されていた。
『アナロジア』に話を戻すと、「AIの次に来るもの」という副題にケヴィン・ケリー『〈インターネット〉の次に来るもの―未来を決める12の法則』を連想したが、『アナロジア』の監修は(ケヴィン・ケリーの本の訳者の)服部桂さんなんだな。
あと本書の翻訳は橋本大也さんだが、橋本さんといえば『英語は10000時間でモノになる ~ハードワークで挫折しない「日本語断ち」の実践法~』というすごいタイトル(1000時間じゃなくて10000時間ですよ)の本も告知されていますね。