一ノ瀬翔太さんの投稿で知ったのだが、トム・スタンデージの『ヴィクトリア朝時代のインターネット』がハヤカワ文庫から復刊される。ワオ!
『ヴィクトリア朝時代のインターネット』には、ちょっと申し訳ない思い出がある。10年以上前になるが、トム・スタンデージのこれと『謎のチェス指し人形「ターク」』が NTT 出版から出たとき、訳者の服部桂さんから2冊ともご恵贈いただいた。
『謎のチェス指し人形「ターク」』については読書記録を書いたが、『ヴィクトリア朝時代のインターネット』についてはタイミングなどの問題があったか、読書記録を書けなかった。
そのことをジョージ・ダイソン『アナロジア AIの次に来るもの』を読んだときに思い出したのもあり、今回の文庫版での復刊を嬉しく思う。題材が題材ですから、10年以上経とうが変わらず面白い本ですよ。
また、これでトム・スタンデージの名前が再注目され、「車の黄金時代の終焉」について書かれた(現時点での)新刊の邦訳にもつながらないものかとも思う。