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a16zのクリス・ディクソンによるWeb3本の決定版となるであろう『Read Write Own』が来年春に刊行

cdixon.org

クリス・ディクソンはワタシも一時期かなりその意見を参考にさせてもらっていたが、a16z に参画し、Web3 界隈でブイブイ言わすようになるにつれ、この人の toxic な面も目立つようになり、少し距離を置いていた。

ワタシも「Web3の「魂」は何なのか?」という文章を書いているが、そこで取り上げた小競り合いでも、彼のふるまいは子供の喧嘩のようで見苦しかった。

その彼のブログが久方ぶりに更新されているので何かと思ったら、彼が Read Write Own という本を書いたという告知だった。

私はブロックチェーンやその界隈の――クリプトとか web3 とかよく言われる――ソフトウェアのムーブメントは、創造性や起業家精神を奨励する開かれたプラットフォームであるインターネットの元々のビジョンを持続させる唯一の有望な道を提供すると信じている。私はこのテーマに何年も投資をしてきたし、執筆や講演を通じて、また世界中のビジネスリーダー、ジャーナリスト、政策立案者との対話して擁護してきた。

それを通じて、我々にはブロックチェーンのような新しいテクノロジーやその上に構築されるサービスを明確に説明し、それがインターネットの歴史にどのように適合し、なぜ創業者、開発者、クリエイター、そしてビジネス、テクノロジーイノベーションの歴史や発展に関心がある誰もに重要なのかを説明する包括的な書籍が必要だというのが明確になった。

だからそういう本を書いた、というわけですね。Read Write Own というタイトルは、クリス・ディクソン自身も2021年末にツイートしている通り、Web3 の特性を象徴する表現になる。

つまりはこれは Web3 についての決定版となる書籍を目指しているわけで、「クリプト」とか「Web3」という言葉への風向きが良くない今だからこそ書かれるべき本ということだろう。

それではお手並み拝見ということで、来年3月の刊行をあまり期待せずに待つことにする。

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