Rebecca Blood の『ウェブログ・ハンドブック』の「日本語版の序文」に、「ウェブログが本になる時期なんだね」と夫婦で笑いあう話が書かれているが、その原書刊行から三年経った現在もブログに関する本の刊行は続いている。
『ウェブログ・ハンドブック』に近いベクトルの広範囲な概説本としては、現在 Google の Blogger 部門に属する Biz Stone の『Who Let The Blogs Out?: A Hyperconnected Peek At The World Of Weblogs』がある。
一方で昨年のブログの様々な分野に影響を与えた盛り上がりについては、『The Year of the Blog: Blogs, Politics, and the 2004 Election』や『Blog: Understanding The Information/Reformation That's Changing Your World』が詳しいようだ。後者の著者の Hugh Hewitt は保守系のブロガーとして著名。
一方ブログそのものを書籍化したものも、『サラーム・パックス―バグダッドからの日記』に続く(と書くと語弊があるだろうが)『Baghdad Burning: Girl Blog From Iraq』が間もなく発売予定。このブログについては既に日本語版があるので、企画さえ通れば邦訳も間をおかず出るのではないか。
もっと技術寄りの本で言うと、昨年 Sun Microsystems が blogs.sun.com を始めるにあたり招聘した Dave Johnson による『Blogs, Wikis, and Feeds In Action』という本が今春発売になる模様。タイトルからするとブログに留まらない内容のようで楽しみである。