加野瀬未友さんが大塚英志著『「ジャパニメーション」はなぜ敗れるか』についてのエントリの最後で、烏賀陽弘道著『Jポップとは何か―巨大化する音楽産業』(asin:400430945X)について触れている。
『Jポップとは何か―巨大化する音楽産業』はとても優れた本なので未読の人には是非お勧めしたいし、「Jポップが日本の音楽が国際的に通用しているというイメージ(実際に売れているのではなく)を作り出すための言葉であった」というのは基本的にその通りだと思うのだけど、今年の夏だかにオックスフォード英語辞典(Oxford Dictionary of English)に podcast や wiki が収録されたという話を読み、その中に "J-pop" が入っているのにのけぞった覚えがある。
これを書くために Oxford Dictionary of English のサイトの新語一覧ページを見たのだが J-pop 入ってないね。前述のニュースを伝える BBC News のページには確かに入っているのだけど。
実際のところ、J-pop と言う言葉は欧米圏でどの程度認知されているのだろう。"podcast" 並みとは言わないまでも、"wiki" 程度には認知されているのだろうか。