昨年「来年は坂口安吾生誕百周年」というエントリを書いたときも予告していたが、2006年にはいり著作権保護期間は満了し、青空文庫入りを果たした。
「作業中の作品」が壮観なわけだが、安吾はワタシが一番好きな作家である。これまでも折に触れて安吾については書いている。
一番衝撃を受けたのは小説「白痴」だが、はじめての人には「日本文化私観」、「青春論」、「デカダン文学論」、そして「堕落論」といった評論・エッセイのほうが楽しめるだろう。
青空文庫のそらもようの「全書籍電子化計画と著作権保護期間の行方」を読むと著作権保護期間の延長の流れは続いている。言うまでもなくワタシもこれには明確に反対である。そしてそれの意思表示、並びに青空文庫の仕事に敬意を表する意味で昨年末に刊行された『インターネット図書館 青空文庫』を購入させてもらった。
まだ忙しくて読んでいないが、なんといっても青空文庫登録作品を収録した DVD もついているのだからこれはとりあえず買いだと思う。
- 作者: 野口英司
- 出版社/メーカー: はる書房
- 発売日: 2005/11/01
- メディア: 単行本
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