- 作者: David Kusek,Gerd Leonhard,yomoyomo,津田大介
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2005/12/06
- メディア: 単行本
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『デジタル音楽の行方』だが、今日はまず kenyama's blog の「ショップの試聴機と音楽の未来」から引用。
しかし、読んできて気になるのは、どうしてレコード会社は顧客を信用しないのであろうか。津田氏の解説によると試聴機を置かせたくない理由の一つが、「つまらないと判断されても買われなくなるだろう」である。彼らは何を売っているのだろうか? それだったらCDに交通安全や安産祈願の御利益でもつけて売ればいい。
インターネットの効用に「中抜き」というのがよく言われる。しかし、中間業者が必ず「抜く」べき搾取を行う悪徳業者とみなすのは間違っている。とはいえ、「顧客を信用しない」にとどまらず、消費者を「潜在的な犯罪者」と扱う現在のレコード会社に対しては取引を行うのに必要な敬意を相手に持てないよね。
続いて ono-log のエントリのコメント欄によると、recommuni の音楽本グループにトピックが立っているみたい。ワタシは recommuni のアカウントを持っていないので見ることができないが、本の内容におかしなところを見つけたら遠慮なく訳者までご指摘ください。