Amazon を見ていたら、日本人著者による『ロングテールの法則』という本が刊行されているのを知る。
- 作者: 菅谷義博
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2006/02/24
- メディア: 単行本
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ロングテール(Long Tail)と言えばブログ(その日本語版)でもおなじみ Chris Anderson が提唱した概念だが、本家の邦訳は先をこされちゃったね……あれ、第一本家による本は出てたっけ? と検索すると、まだ出てなかったんだな!
The Long Tail: Why the Future of Business is Selling Less of More
- 作者: Chris Anderson
- 出版社/メーカー: Hyperion
- 発売日: 2006/07/11
- メディア: ハードカバー
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邦訳ならともかく、原書よりも先んじるというのは珍しいんじゃないだろうか。
ロングテール理論にしても、根拠とされた Amazon.com の売り上げの尻尾は実はそんなに長くなかったという話も聞くが、『デジタル音楽の行方』を訳していて、音楽産業のニッチ市場についての議論との親和性を心強く思った覚えがある。しかし、ご本尊の本が刊行される頃に旬を逃してないとよいのだが。