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「76世代」の光と影?

上に挙げた二つの記事には共通点がある。いずれも AERA に掲載され、そして「76世代」と言われる30歳になるかならないかの層を対象としたとした文章である(中田英寿は1977年生まれだが、早生まれ)。しかし、文章の内容ははっきりと明暗が分かれる。

余談だが、一時期当方の仕事場の休憩室に AERA が揃っていたため、休憩時にはコーヒー片手に AERA ばかり読んだものである。おかげで AERA の煽り記事が大好きになってしまったのだが(笑)、前者など名人芸の域に達してますな。

その「ヒデ世代の憂鬱と焦燥」には「32歳のライター、津田大介さん」のコメントが掲載されているが、氏はワタシと同い年で Beaten Generation に属する。いや、これはワタシが勝手に書いているだけだが、津田さんのコメントにあるように Google の創業者であるラリー・ペイジセルゲイ・ブリンは、いずれも我々と同年の1973年生まれだったりする。

昨年、はてな近藤淳也さんに話を伺ったとき、「76、77年生まれが一番面白いことをしていると言われますが」と話を振ったところ、氏は「70年代後半がそうなんです!」と強調していて、「この野郎、自分をその範疇に入れやがって」と内心ニヤリとしたものである。そういえば、『「へんな会社」のつくり方』の宣伝文句には「U30世代」という言葉が使われており、このときも「アナタもう30なっとるやんけ!」と内心突っ込んだものである。後者については、編集者が確信犯的にやったものだろうが、言ったもの勝ちなんだなと思わないでもない。

「76世代」と括られる必然性が本当にあるのかはよく分からないが、光と影があるにしろ、ワタシとしてはできれば光の面と関わり、刺激を受けたいものだと思う。

そういえばはてなにも水野貴明(id:mizuno_takaaki)さんという73年生まれがいたな。水野さん、社長が日本にいない間に会社乗っ取っちゃったらどうよ、ってムリか。

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