Slashdot などで Kevin Kelly の Better Than Free というエントリが話題になっている。
Kevin Kelly の仕事は先月も取り上げたが、今回彼が書いているのは、インターネットというコピー機械において無料化する世界における価値の話だ。
彼はインターネットにおいてコピーされない8つの価値を挙げているが、それらに共通するのは「生殖力のある(generative)」ものとのこと。具体的に以下の8つを挙げている。
- 即時性(Immediacy)
- 無料コピーが出回る前に、ということだが、希少性とも関係する話だろう
- 個人化(Personalization)
- これは説明するまでもないか。個人化が stickiness につながる
- 解説(Interpretation)
- ソフトはただなのにマニュアルが1万ドル、というジョークがあるがそれが現実
- 信頼性(Authenticity)
- 作者によるお墨付きにお客は金を払う
- アクセスしやすさ(Accessibility)
- いつでもどこでも望むときにアクセスできるサービスに我々はお金を払う
- 具体化(Embodiment)
- デジタルコピーには具体的なものがない
- 後見行為(Patronage)
- 人々は自分の好きな表現者にお金を払って庇護欲を満たしたい
- ファインダビリティ(Findability)
- この単語の定訳ってあったっけ? うーん、これはよく分からなかった
さすがこの世界の古参というべき含蓄のある文章になっているので詳しくは原文をあたってね(CC ライセンスだから誰か訳して)。