昨年GMの経営が破綻した後、次世代のグリーンカーの作り手としてシリコンバレーのイノベーションに期待をかける向きがあった。
例えば、シリコンバレーが電気自動車のハブになりつつあるとか21世紀の自動車はシリコンバレー文化の恩恵を受けるだろうといった期待込みの報道だが、John Voelcker の文章はこうした思惑に冷や水をかけるもので、以下の三つの理由のため、シリコンバレーは自動車産業には不向きだと論じている。
- シリコンバレーはイノベーションとマネタイズのサイクルがとても短いし、ベンチャーキャピタルもそれを求めるが、自動車産業はサイクルが長いし、初期投資額も大きい
- シリコンバレーには電気・電子技術者が多いが、家電と自動車ではまったく違う
- カリフォルニアは企業がモノ作りするには高くつくし、規制も厳しい
それじゃシリコンバレーを拠点とする Tesla Motors はどうなんだという話が続くのだが、詳しくは原文を読んでくだされ。
ネタ元は Slashdot。