Red Hat のクラウドビジネスユニットの Scott Crenshaw 副社長が「オープンさで顧客をひきつけておいてロックインする」クラウドビジネスに警鐘を鳴らしているが、それでは何を満たせば「オープンクラウド」といえるのか? Scott Crenshaw は以下の7つを挙げている。
- オープンソース
- 発展しうる、独立したコミュニティ
- オープンな規格に則っている
- 特許や他の知的財産の重荷がない
- 顧客がインフラの選択が可能
- 着脱可能、拡張可能、そしてオープンな API
- クラウドを横断する可搬性が実現
Red Hat の人間が言っているのだから、Red Hat が上記の基準を大体満たしているのは不思議ではないが、VMware と EMC が発表したばかりの "open cloud computing strategic alliance" はこれには適合しないね、と Intel と VMware から資金が出ている ReadWriteCloud 上で書いているのが可笑しかった。
そういえば、オープンなクラウドコンピューティングを目指す団体が昨年立ち上がっているが、その後話を聞かないな。