この記事タイトルを見たときは、そりゃ70年代の薬でラリラッパ時代のキースならそんぐらいやるだろうよと思ったのだが、中身を読むとこれが90年代の話なのに呆れた。
「ボールを打ったら、フックして木立の中に突っ込んで、かんかんかんって跳ね回ってからそのままキースの朝食のど真ん中に着地したんだよ。それでキースはそのボールを撃ち抜いたんだね。様子を見に行くと、キースは部屋のパティオで拳銃を持ちながら立っていて、銃口から煙が立ち上がってるんだ。さらに別の手にはそのちょっと前までは俺のゴルフボールだった、ぶすぶすと煙を上げている焦げた物体があってね。それからキースはこう言ったんだよ、『今のはペナルティ10打くらいのひどいプレーだし、今度やりやがったら、おまえ自身を撃ち抜いてやるからな! 俺の朝食が台無しじゃねえか!』ってね。キースはちょうど、エッグベネディクトを食べようとしてたところだったんだよ」
ローリング・ストーンズのキース・リチャーズ、朝食を拳銃で撃ち抜いた逸話が明らかに (2013/01/09) 洋楽ニュース|音楽情報サイトrockinon.com(ロッキング・オン ドットコム)
つーか、なんでお前、ツアー中に銃を所持してるんだよ!
どんな質問も豪快に笑い飛ばすキースも、朝食を台無しにされたらキレるんだな。
ただボビー・キーズの自伝は昨年2月に刊行されており、なんで今頃それが記事になるのかな。
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しかし、"Every Night's a Saturday Night" って、呑気だねぇ、という意味でこの人らしいタイトルだ。そんな呑気さだから、ストーンズ人脈の中で今まで生き延びられたのかもしれない。