電子フロンティア財団が無線ルータ開発プロジェクト Open Wireless Router への参加を呼びかけている。
これは Open Wireless Movement の一環のようだが、基本的に SOHO やホームユーザ向けの無線ルータで、一部帯域をオープンな無線ネットワークとして誰でも利用できるように開放し、一方で持ち主のネットワークはしっかりセキュリティを守るという FON 的な機能を想定している。
他にもルータの設定は安全でエレガントなウェブインタフェースと、あと SSH でも可能にするとか、この手の無線ルータのソフトウェアは XSS や CSRF 脆弱性が多いのでそれをなくすとか、ルータのソフトウェアは安全に自動アップデートできるようにし、その署名やメタデータは Tor でフェッチすることルータソフトウェアの書き換えによる乗っ取りを防ぐといったセキュリティ面にも配慮しているのは電子フロンティア財団なら当然か。
ルータのソフトウェアは OpenWRT 由来の Cerowrt をベースにするとのことで、既にソースコードは GitHub にあがっている。
ネタ元は LWN.net。