LWN.net や Slashdot など各所で話題になっているが、日本で言えばやはり JASRAC が一番近い存在といえる ASCAP(American Society of Composers, Authors and Publishers:米国作曲家作詞家出版者協会)が、Creative Commons、Public Knowledge、そして電子フロンティア財団といった団体と戦うための寄付を会員に求めているとのこと。
CC や EFF といったフリーカルチャー団体を敵視するのは、彼らが我々の「著作権(Copyright)」を傷つけるために「コピーレフト(Copyleft)」を推進しており、連中は消費者の権利を謳っているが、実際は単に我々の音楽にお金を支払いたくないだけなのだ、と主張している。
なんだかなという感じである。CC ライセンスはコピーレフト的なものだけじゃないし、現行の著作権法に反するものじゃない。Jamendo や Magnatune に登録されている音楽はすべて CC ライセンスだが、別にそれは飽くまでミュージシャン側の選択あってのものなのに。
Creative Commons も早速、「ASCAP が CC のことを誤解して、著作権を傷つけているとか言ってて大変遺憾。CC ライセンスは単純明確に著作権に則ったライセンスなのに」とコメントを出している。そりゃそうだよね。