とても反響の大きかった記事で、ワタシもいろいろ思うところがあったが、この記事の内容そのものから離れ、思い出した文章がある。
それは2001年から2002年にかけて活動していた Footnote という雑文サイトにあった「アンドロイド・メイド」という文章である。
これは何度も書いていることだが、ワタシは今から15年前に「プッと笑える雑文サイト」を目指してウェブサイトを立ち上げた。だからいわゆる「テキストサイト」の一部をなした雑文サイトを好きで読んでいた。10年以上前のわずかな期間活動していたサイトを覚えているのは、当時ワタシはこの Footnote というサイトが大好きだったからだ。
同じように思っているのはワタシだけではなかったようで、歴史資料館というサイトに(おそらく原作者に無許可で)サイトごと保存されている。
あれから10年以上経ち、今 Footnote の文章を読んで当時と同じように楽しめると書くと嘘になるが、「アンドロイド・メイド」は、はじめて読んだときに近い感動を今も感じる。
余談だが、このサイトの作者は相当な書き手だと思うのだが、突然のサイト閉鎖など謎があり、実はワタシも別のところで知ってる人ではないかという疑念というか希望がある。
少し前に映画『her/世界でひとつの彼女』を観た。言われてるほど良い映画とは思わなかったが、それでもテクノロジーに向かい合った作品には違いない。
これを観て、課題先進国と言われる高齢化社会である日本ならではの老いとロボットをテーマとする作品が作られないかと思ったりした。
老人とロボットな映画というと、近年でも『素敵な相棒 フランクじいさんとロボットヘルパー』や『ロボジー』などあるが(残念ながら両方とも未見)、それとも違う「高齢化したロボット」「ロボットにとっての老いと死」を描いた映画や小説の傑作が出てこないかと思う。
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