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2017年に映画館で観た映画 その3(LOGAN/ローガン、ハクソー・リッジ、ジョン・ウィック:チャプター2)

LOGAN/ローガン

Xメンシリーズはさほど観ているわけではないのだが、本作はヒュー・ジャックマンウルヴァリンを演じるのが最後だし、評判が良かったので観に行った。

タイトルがウルヴァリンでなくローガンなのがポイントですね。例えば『ウルヴァリン The Final』なんかでなく、それをちゃんと踏まえた邦題にした映画会社に感謝したい……と思ったら、同じところが『Hidden Figures』の邦題で騒動を起こすとはね。

噂に違わぬ血と暴力の国の映画であり、ロードムービーであり、逃亡者の映画であり、要はアメリカ映画としかいいようがない。そして言うまでもなく継承の映画なのだが、それにはスティグマも含まれることを、まさかのあの名作の引用により分かりやすく伝えていた。

あと、後から本作にスティーヴン・マーチャントが出てたと知り驚いた。彼は俳優としては怪優に属する人だと思うのだが、ハリウッド大作で堂々の助演やないか!

ハクソー・リッジ

自業自得的に不遇を囲っていたメル・ギブソンが、彼にもっとも合った暴虐的な題材を監督するのに楽しみにして観に行った。

2017年は『沈黙 -サイレンス-』に続きアンドリュー・ガーフィールド主演の映画を観たことになるわけか。『沈黙』よりももっと直接的に追い込まれる役をやっている。しかし、本作の主人公に内在する正気と狂気は、どこか得たいが知れないところがあった。

さすがメル・ギブソンという暴力描写だったが、ワタシなど『野火』を思い出してしまった(そうした意味で本作について塚本晋也に語らせたナタリーはうまい)。

ジョン・ウィック:チャプター2

キアヌ・リーブスらしい復活作である前作が良かったので観に行ったが、ストーリーがその前作の数日後から始まるとは思わなかったな。

本作については、前作のような必然性が感じられないというストーリー上の弱さはあるが、殺し屋の流儀やプロトコルに見られる、シリアスそうで実はバカなところは健在で、その点においてワタシは本作も好きだ。

コモンと窮屈そうに撃ち合う場面で笑ってしまったよ。

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