テック系スタートアップのメッカといったら、なんといってもシリコンバレーなわけで、だからこそそれに対してシリコンバレーはそんないいとこでもないよといったバックラッシュ的言説もたまに聞こえるわけだが、かの Wikipedia 共同創始者にして名誉理事長であるジミー・ウェールズが、「ロンドンは「不快な」シリコンバレーよりテック企業向き」と断言している。
彼はアメリカ人だけど、今はロンドン在住なのね。彼によると、ロンドンのほうが人が住むのによく、シリコンバレーなどより遥かに文化的な都市だからとのことで、テック系ならシリコンバレー、映画ならロサンゼルス、政治ならワシントン DC というように分断してなくて、そのすべてに関われるからとのこと。ふーむ。
ただ現状のロンドンのテックコミュニティがうまく回ってるとはウェールズも思っていないのに注意ね。
ネタ元は Slashdotだが、その後ヨーロッパのシリコンバレーってどこ? というストーリーがあって、やはり恐れを知らないチャレンジ文化というのはヨーロッパにも欠けているようだ。