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プレステージ

そういえばクリストファー・ノーランの映画でこれ観てなかったな、と観てみた。

マジックがテーマということであっと驚くびっくり箱みたいなものを映画に期待すると裏切られること間違いなしの、19世紀末のロンドンを舞台にした、二人の奇術師がひたすら相手の邪魔をしながら相手を出し抜こうとする暗闘を描いた映画である。

映画のタイトルである「プレステージ」とは、マジックを完成させる最終段階ということで、実は映画の最初の時点で二人の闘いに一応の決着はついているように見えるのだが、もちろんそんな単純な映画なわけはなく、そこからも二転三転あるところがミソである。

物語の性質上、映画の雰囲気が暗いのはよいとして、なんというか結局そういうオチかよ感があった。とはいえ、二転三転にどうなるかと思ったし、もろもろが最後にちゃんと回収されるところはさすがなんだけどね。

クリストファー・ノーランというと、80年代活躍したが現在は停滞してるベテランを律儀に起用することで知られるが(『バットマン ビギンズ』のルトガー・ハウアー『ダークナイト』エリック・ロバーツ『インセプション』トム・ベレンジャー『ダークナイト ライジング』マシュー・モディーン『インターステラー』ジョン・リスゴー)、本作はそれはない。強いて言えば、ニコラ・テスラ役のデヴィッド・ボウイがそれにあたるのか(飽くまで役者としてね)。

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