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2018年に「良いデザイン」の10の原則を定義しなおすとどうなるか

良いデザインというと、ジョナサン・アイブにも影響を与えたといわれるディーター・ラムスが定義した10の原則がよく知られている。

Co.Design の編集者の Suzanne LaBarre が、これを2018年の現在に合わせてアップデートする試みを行っている。彼が考える、良いデザインの10の原則はどんなものか。

  • 良いデザインは透過的である:ブラックボックスでなく、ユーザが決定を下す助けとなるべき
  • 良いデザインは広範な影響を考慮する:デザインはクリック数よりも重要で長期的な影響があるのを配慮すべき
  • 良いデザインは時間がかかる:この20年間支配的だった「迅速な行動が物事を動かす」という考え方は、ソフトウェアが支配する現在は通用しない
  • 良いデザインは正直だ:ディーター・ラムスの10の原則にもこれはあるが、Uber のような利用者とドライバーを操るようなデザインが反面教師
  • 良いデザインは政治的だ:Facebook が直面している問題も見ても明らかなように、ソフトウェアやデザインに関わることは政治に関わることもである
  • 良いデザインはシステムに気を配る:システム思考とは、あらゆるものがつながれば、デザイナーもそれに応じて戦略的であるべき、という割合単純な考えを表現するもったいぶった言葉だ
  • 良いデザインは良い文書である:チャットボットに代表される対話形式の UI では、大抵書くことが利用者がプロダクト/サービスと情報を交換する主要インタフェースなのだから
  • 良いデザインは多面的だ:トップブランドは、ユーモア、有用性、美、ひらめきという一見関連しないような4つの特徴をいずれも兼ね備えている
  • 良いデザインはリスクを冒す:現状維持への挑戦こそが真の企業利益につながる
  • 良いデザインは人々――そして機械――のためにある:歴史上、コンピュータは利用者に合わせてデザインされてきたが、機械がどんどん賢くなり、人工知能が人々の生活に定着した今日、人間と機械のハイブリッドという新たな種類のユーザを想定しなくてはならない

原則だけでは抽象的なものが多いので、その意図を簡単に補足させてもらったが、ワタシの要約がズレてるところもあるだろうから、気になった人は原文をあたってくだされ。

ネタ元は kottke.org

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