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葛飾北斎の傑作「神奈川沖浪裏」が博物館、著作権、そして今日のオンラインコレクションについて教えてくれること

原題の「The Great Wave」とは、葛飾北斎の「富嶽三十六景」における神奈川沖浪裏のことだが、そういえば2年前に大英博物館に行ったとき、日本美術の展覧会を控えていたようで、広告に描かれていたのがこの神奈川沖浪裏で、やはり北斎の代表作というだけでなく、世界的に最も有名な日本美術作品の一つなんでしょうな。

言うまでもなく江戸時代の人物である葛飾北斎著作権はとうに切れており、彼の作品はパブリックドメインに入っているが、このエントリは神奈川沖浪裏の電子版を公開している14機関の二次利用条件を比較している。

もっとも条件が緩いのは言うまでもなくパブリックドメイン(CC0)で、シカゴ美術館などその条件を課している機関もあるが、日本の機関でもっとも条件が緩いのは東京国立博物館の CC BY-NC 相当で、東京富士美術館にいたっては堂々の all rights reserved 主張だったりする。

ダウンロードできる画像サイズも東京国立博物館はしょぼい部類に入り、東京富士美術館にいたっては公開なし。日本の美術館、博物館にはもう少し頑張ってほしいところだが、これは身勝手な期待なんだろうか。

他にも分析があるので、詳しくは原文をあたってくだされ。葛飾北斎の傑作を通して、パブリックドメインという人類の共通遺産について考えさせられる文章である。

ネタ元は Four short links

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